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ジェーンバーキンとエルメスの関係性や誕生秘話!名前の使用料金、使い道が素敵すぎる

フランスの女優でモデルのジェーンバーキン。

  

エルメスの高級バッグ“バーキン”は
彼女の名前を冠したバッグで有名です。

   

この特別な関係は、まさに偶然から生まれ、
現在では高級ファッション界の重要なシンボルとなっています。

目次

ジェーンバーキンとエルメスの関係性やバーキンの誕生秘話

出典ピンタレスト

バーキンの誕生秘話。きっかけは飛行機の中、、、

1970年代、ジェーン・バーキンは、
イギリス出身の女優兼歌手として、
その抜群の魅力とユニークなスタイルで知られていました。

     

彼女のナチュラルでありながら
洗練されたファッションセンスは、
多くの女性に影響を与えました。

   

ジェーンバーキンと、エルメスの関係は、
1983年、偶然の出会いから始まります。

     

ジェーン・バーキンがパリからロンドンへ向かう飛行機の中で、
彼女のかばんの中身が座席の上にこぼれ落ちたとき、
隣に座っていたのがエルメスのCEO、
ジャン=ルイ・デュマでした。

    

バーキンは“理想的なサイズと機能を備えたハンドバッグが見つからない”
という彼女のフラストレーションをデュマに伝えました。

     

当時、バーキンのかばん中には自分のものから
子供のものまでたくさん荷物が入っており、
必要なものを出すのに苦労していたようです。

   

出典ピンタレスト

    

その時、バーキンは隣に座っているのが
エルメス社長のジャン=ルイ・デュマということを
わかっていなかったとか!

      

これを聞いたデュマは、
バーキンの要望に応えるために、
彼女の名前を冠したバッグをデザインする
ことを決めました。

      

これが後に「バーキンバッグ」として知られるようになります。

    

このバッグは、その高品質な素材、職人技、
そしてもちろんジェーン・バーキンというアイコンとの関連から、
高級ファッションのアイコンとなりました。

    

「バーキンバッグ」は、
エルメスの製品ラインの中でも最も人気があり、
象徴的なアイテムとなっています。

    

その希少性と高い価格は、
世界中のセレブリティやファッション愛好家の間で、
ステータスシンボルともなっています。

エルメスに名前の利用を取り下げるように要請していた

しかし、ジェーン・バーキン自身は、
このバッグに対して複雑な感情を抱いていた時期があったようです。

    

彼女は動物福祉に対する関心が高く、
バーキンバッグの製造プロセスにおける
動物の扱いについて疑問を持っていました。

     

2015年に、自身の名を冠した「バーキンバッグ」の生産過程で
クロコダイルが「残酷な」手法で殺処分されていることを知り、
ワニ革を使用した“バーキン クロコ”の
名前の使用停止を要請していたそうです。

     

エルメスはこうした事態を受け、養殖場を調査し、
米国における革のサプライヤーは
厳しい基準をクリアした会社のみにすることなどを
ジェーンバーキンに約束します。

     

その後、エルメスとは和解し
バーキンの名前の使用をすることを許可したそうです。

     

ジェーン・バーキンは自分の名前を使われる上で
自分の納得いかないことや、信念と反することに対して
エルメスにきちんと意見を言える関係というのがうかがえます。

   

2010年、エルメスのCEO、ジャン=ルイ・デュマが亡くなったとき、
ジェーンバーキンは以下の言葉をフィガロ紙に寄せていました。

    

彼に最後のメッセージを送ることができるとしたら、
シンプルにありとうの言葉です。

私の名前を冠したバッグが世界で成功を収めたことにより、
エルメスの助けを借りて長年にわたり多くのチャリティ団体に寄付することができました。

ジャン=ルイ・デュマは常に私に主導権を委ねてくれました。

好奇心旺盛で素晴らしい心の持ち主は、最後の紳士のひとりです。

    

共にビジネスパートナーだけではなく、
それを超えた絆や関係性があるような気がします。

“バーキン”の名前の使用料はいくら?

ジェーン・バーキン
出典ピンタレスト

ジェーンバーキンの名前を利用するにあたって、
エルメスからは毎年彼女へロイヤリティが支払われていました。

    

ネット上の情報では
2011年の時点では3万ポンド(約564万円(2024年時点での換算))
2015年の時点では4万ドル(約564万円(当時で))
支払われているとありました。

  


なので、おそらく毎年564万円前後
ジェーンバーキンに名前の使用料として
支払われていたのかと思います。

名前使用料(ロイヤリティ)の使い道が素敵

毎年エルメスから名前の使用料が
支払われていたジェーンバーキンですが、
彼女はこのロイヤリティを
さまざまな慈善団体へ寄付していたそうです。

    

先述したジェーンバーキンからデュマへのメッセージでも
“エルメスのおかげで長年チャリティ団体へ寄付することができた”
と話しています。

    

エルメス側もジェーンバーキンがロイヤリティを
チャリティ団体へ寄付していることを知っていたのでしょう。

    

ジェーンバーキンの慈善活動が
上っ面だけではないのがわかりますよね。

   

彼女のそういう一貫した行動が人々を魅了し、
彼女自身のオーラとなっているような気がします。

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この記事を書いた人

永遠のミューズ、ジェーン・バーキン。
 
彼女の生き方にリスペクトを込めて。

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