ジェーン・バーキンは歌手としても活躍しており、
その独特な歌声とスタイルが人気でした。
彼女の歌「無造作紳士」は、
彼女の代表作の一つとして知られており、
日本ではドラマの主題歌にもなっていました。
この記事では「無造作紳士」の歌詞の意味や和訳、
主題歌になったドラマについて紹介していきます。
ジェーンバーキンの歌【無造作紳士】の歌詞の意味や和訳
【無造作紳士】の日本語訳を調べてみると
人によって訳し方が違っていました。
ニュアンス的には同じような意味でしたので
それぞれご紹介します。
彼はアクワボニスト
ふざけてばかりいるヒト
なんにもならない
なんにもならないといつも言って
アクワボニスト
さえないギタリスト
いつだって調子っぱずれで
なんにもならない
彼はアクワボニスト
ふざけてばかりいるヒト
なんにもならない
なんにもならないといつも言って
アクワボニスト
ちょっとあまりにもイデアリスト
あらゆる口調でくり返すヒト
なんにもならないと
彼はアクワボニスト
ふざけてばかりいるヒト
なんにもならない
なんにもならないといつも言って
アクワボニスト
とんでもなく無頓着なヒト
間違っていても正しくても言うのよ
なんにもならないと
彼はアクワボニスト
ふざけてばかりいるヒト
なんにもならない
なんにもならないといつも言って
アクワボニスト
なんでもばかにするくせに こだわるヒト
はい喜んでと言うことに でも本音は
なんにもならない
彼はアクワボニスト
ふざけてばかりいるヒト
なんにもならない
なんにもならないといつも言って
アクワボニスト
目医者なんていらないヒト
腐った世界見たって
なんにもならないさ
彼はアクワボニスト
ふざけてばかりいるヒト
なんにもならない
なんにもならないといつも言って
アクワボニスト
わたしに哀しい目で語るヒト
きみが好き、他の人は
みんな馬鹿だよと
引用http://chantefable2.blog.fc2.com/
日本語のタイトルでは【無造作紳士】となっていますが、
フランス語タイトル『aquoiboniste』は、
à quoi bon「何になる?何にもならない」に
…iste「…する人」の語尾をつけて作られた造語なんだそう。
なのでそもそもタイトルからして
日本語に直訳できるものではないようです。
それぞれの歌詞を見て感じるのは、
この曲は「どうでもいい」「無駄だ」と感じる
人生の虚しさや無意味さを表現しているように思います。
この曲はジェーン・バーキンの2番目の恋人、
セルジュ・ゲンズブールが作詞作曲を手掛けており、
不器用で感傷的な彼らしい歌詞だなとも思いました。
主題歌となったドラマについて
「無造作紳士」は、1999年に放送された
TBSドラマ「美しい人」の主題歌として採用され、
挿入歌にも彼女の歌「哀しみの影/Yesterday yes a day」が使用されています。
このドラマの主題歌になったことで
日本でもジェーンバーキンが知られるようになりました。
ドラマ「美しい人」は
田村正和さんと常盤貴子さんが
連続ドラマで初共演しており、
2人の恋愛物語が話題となっていました。
ドラマも視聴者から高い評価を受けており、
特に主演の田村正和、常盤貴子、大沢たかおの演技が称賛されていたようです。
古いドラマなので今のところDVDなどでしか観ることができないようです。
【無造作紳士】が収録されているアルバム
「無造作紳士」は1978年に発売された
「EX FAN DES SIXTIES」のアルバムに収録されています。
その他、1999年に発売されたベストアルバム
「THE BEST OF JANE BIRKIN」にも収録されています。
まとめ
ジェーン・バーキンの「無造作紳士」は、
その美しいメロディーと意味深い歌詞で、
多くの人々に愛され続ける名曲となっています。
ドラマの主題歌としてもその価値を認められ、
彼女の芸術的な才能が改めて証明されたのではないでしょうか。
是非、彼女の歌声をチェックしてみてください。^^